仮想通貨(ビットコイン)を支えるブロックチェーンとはどんな技術?
  1. 仮想通貨(ビットコイン)を支えるブロックチェーンとはどんな技術?

仮想通貨(ビットコイン)を支えるブロックチェーンとはどんな技術?

仮想通貨(ビットコイン)を支えるブロックチェーンとはどんな技術?

ブロックチェーンとは

「仮想通貨」が「円」や「ドル」のように国に保証された「法定通貨」ではないにも関わらず、多くの国や人に受け入れられて機能しているのはなぜなのでしょうか。その答えは「ブロックチェーン」という技術の存在です。ブロックチェーンはユーザーのコンピュータに分散して保存・管理され、法定通貨のように特定の銀行に管理されるという体制は取られません。つまり、管理機関が存在しないために権限が集中せず、システム障害にも強いのです。

ブロックチェーンは代表的な仮想通貨、「ビットコイン」で採用されている取引データの管理に関わる技術です。仮想通貨の取引データ履歴は「トランザクション」と呼ばれるもので、それぞれの取引履歴(トランザクション)をまとめたものを「ブロック」と呼びます。そして、さらに複数のブロックを連結させたものがブロックチェーンです。

トランザクションは、例えばビットコインなら「A氏→B氏→C氏」と仮想通貨の取引が行われた場合、誰から誰にどれくらいのビットコインが移動したかを記録します。そして、これらの取引履歴を数百~数千単位でまとめたものがブロックになり、ブロックは最新のものまでひとつながりになって保存されています。ちなみにビットコインの場合、取引は24時間365日、世界中で行われており、10分ごとに1つのブロックをまとめて承認作業を行っています。

「ハッシュ関数」によって暗号化

仮想通貨の取引データの履歴がトランザクション、と説明しましたが、仮想通貨の取引にある程度慣れてきた方だとここで疑問に思われるかもしれません。なぜなら、トランザクションには「◯月◯日に誰から誰にいくら送金されたか」が記載されており、このデータは誰でも閲覧可能になっているためです。それではセキュリティ面で不安が大きいのでは?と感じるのも当然でしょう。しかし、トランザクションに記録される取引内容は「ハッシュ関数」による暗号化が施されるため、具体的な取引の内容が第三者に漏れる心配はありません。

ハッシュ関数というのは特定のデータから「ハッシュ値」という不規則な文字列を生成する関数のこと。ハッシュ値は元となるデータが少しでも違えば全く異なる値が生成されるようになっており、生成された文字列は「不可逆性」を持ちます。通常の暗号化の場合は元データの復元が可能ですが、不可逆性を持つハッシュ化の場合、元のデータを読み取ることができないためにデータの改ざんが行えないことが大きな特徴です。

ユーザー同士が管理するシステム

加えて、ブロックチェーンは「P2P(ピアツーピア)方式」です。これは「分散型取引台帳」とも呼ばれるシステム。最初にお話ししたようにブロックチェーンでは特定の金融機関による管理ではなく、ユーザー同士が管理し合うような構造になっています。複数のコンピュータで分散して管理されることからリアルタイム更新には対応していませんが、不特定多数の誰もが仮想通貨の承認作業に参加することで中央集権化や独裁的なコントロールを防げる、というメリットがあります。また、特定の金融機関を介すことがないので、ユーザー間での直接送金が可能になり、海外送金の手数料を大幅に削減できています。

ページのトップへ